【文字おこし13】ザ・スクープSPECIAL 原発と原爆~日本の原子力とアメリカの影~

【文字おこし13】ザ・スクープSPECIAL  原発と原爆~日本の原子力とアメリカの影~
 
◆田中 利幸 広島平和研究所教授 
◆村上 祐子  テレビ朝日アナウンサー
 
※ 画面 = 〇   テロップ = 「  」
 
(02:53から)
 
ターゲットは広島
「幻の「広島原発」計画」
 
〇広島平和記念公園内、元安川の遊歩道に立つ村上アナウンサー。
「平和記念公園 広島市」
村上氏:
アメリカが、原子力の宣伝工作の最大のターゲットとしたのは、意外にも、被曝地・広島でした。
〇原爆ドームを背景に村上アナウンサー。
 
〇田中利幸教授の研究室にてインタビュー。
「広島平和研究所 田中 利幸 教授」
田中氏:
核兵器の被害者が、がですね、えー核兵器、えー原子力、平和利用は賛成だと、いうことになれば、これほど、都合のいいことはない。
一つのプロバガンダとして。
(↓テロップのまとめ)
「核兵器の被害者が原子力平和利用に賛成だということになれば」
「プロバガンダとしてこれほど都合のいいことはない」
 
〇当時原子力委員会・委員長であったトーマス・マレー氏の白黒写真。
「米原子力委員会 トーマス・マレー委員長」
女性ナレーター:
早くも、1954年秋、原子力委員会の委員長が、広島での原発建設を提言。
〇当時の英字新聞。トーマス・マレー氏の写真とともに、見出しに『NUCLEAR REACTOR URGED FOR JAPAN』の文字。
「1954年9月 ニューヨーク・タイムズ」
トーマス・マレー氏の言葉を代わりに語る男性ナレーター:
「広島、長崎の記憶が鮮明なうちに日本に原発を作ることは」
「ドラマチックであり 原爆の惨劇の記憶を乗り越えるだろう」
 
「米連邦議会」
村上氏:
1955年1月には、民主党のシドニー・イエーツ議員が、6万キロワットの原発を広島に建設する決議案を、議会に提出し、本会議で演説しました。
〇アメリカ連邦議会の建物を映した映像。
「PROPOSED ATOMIC REACTOR FOR HIROSIHMA, JAPAN」
「イエーツ議員の演説記録 「広島への原子炉の提案」」
 
〇アメリカ連邦議会の建物。画面左上にイエーツ議員の白黒写真。
this reactor directed toward
the use of atomic energy for peaceful
pursuits should be constructed in the
place which first felt the destructiveness
of the bomb.
イエーツ議員の言葉を代わりに語る男性ナレーター:
平和利用のための原子炉は、原子力で破壊された場所に、建設されるべきだ。
built by Americans and out of Amer-
ican resources, would be a lasting monument
to our technology and our good will.
イエーツ議員の言葉を代わりに語る男性ナレーター:
アメリカの援助で出来た原子炉は、われわれの技術と、善意の永遠の記念碑となるだろう。
 
〇原爆投下から数年後の広島市内を映した白黒映像。建物も再建され、市電も復活。自転車でカメラの前通り過ぎる男性。自動車。
「広島市 1950年代」
女性ナレーター:
しかし、核アレルギーの強い日本では、
〇人々が行き交う通りの様子を映した白黒映像。
女性ナレーター:
当初、原発への反感も大きかった。
 
〇鐘をクローズアップした白黒映像。
人々がハンカチで目頭を押さえて悲しんでいる様子。おそらく8月6日の平和祈念式典の様子。
女性が多いように見受けられる。
女性ナレーター:
在日アメリカ大使館は、日本側の反発について、
〇線香を手向け、手を合わせる様子を映した白黒映像。
女性ナレーター:
本国にこう報告している。
〇復興し始めた広島市内の白黒映像。
「1955年2月 在日米大使館のメモ」
男性ナレーター:
majority of the news
skeptical Japanese opinion.
報道の多くが懐疑的意見を載せている
atomic weapons
核兵器と
reactor at Hiroshima.
広島の原子炉が結びついている
 
〇原爆死没者慰霊碑、その前に立つ村上アナウンサーの映像。
「平和記念公園 広島市」
村上氏:
しかしアメリカの宣伝工作によって、次第に状況は変わっていきました。
(一枚の資料コピーを示して)えっ1955年1月、地元中国新聞でさえ、
〇当時の中国新聞・社説部分のコピー、クローズアップ。
『社説 原子力発電と広島』の文字。
「1955年1月 中国新聞」
村上氏:
原発導入歓迎の社説を掲載しています。
 
〇原爆の子の像(佐々木偵子(さん)の像)のアップ。
画面左側に社説記事のクローズアップ。
『社説 原子力発電と広島
 米国下院のイエーツ議員が、平和目的のための
原子力発電所を広島に建設する決議案を二十七
日米下院へ提出したということが伝えられた。こ
れは米国が日本政府と協力して建設するものであ
るが、この提案はすでに昨年九月原子力委員会の
マレー委員によって行われたものであるというこ
とである。いずれにせよ、次の時代の象徴語とも
なろうとしている原子力に関する問題なので、世
間からは大きな関心をもって迎えられる出来事と
思われる。イエーツ議員の説明によると、人間の』
男性ナレーター: 
軍事的な目的に使われる可能性があるからといって、原子力を禁じることは問題にされない。
『世の中はまさに』『原子力時代に突入した』
男性ナレーター:
世の中は、まさに原子力時代に突入した。
 
〇元安橋から映した原爆ドームと元安川。
女性ナレーター:
この年8月に開催された、第1回原水爆禁止世界大会では、
〇千羽鶴が納められたブース。
女性ナレーター:
こんな、広島アピールを採択している。
〇原水爆禁止世界大会のステージを映した白黒映像。
「1955年8月6日」
「広島アピール」
男性ナレーター:
「原子戦争を企てる力を打ち砕き」
「その原子力を人類の幸福と繁栄のために用いなければならない」
 
〇アイゼンハワー大統領を映した白黒映像。
「アイゼンハワー大統領」
女性ナレーター:
しかし、この広島原発計画は、
〇アイゼンハワー大統領の演説を映した白黒映像。
「アイゼンハワー大統領」
女性ナレーター:
情報操作のためのパフォーマンスだったとも言われている。
 
〇ふたたび田中利幸教授の研究室でのインタビュー。
「広島平和研究所 田中 利幸 教授」
田中氏:
アイゼンハワー、大統領自体は、えー罪の、おー償いとして、えー原発を差し上げましょう、というふうに取られてしまう、これでは困ると。
こんな提案は、乗れないということを、はっきり言ってます。
広島からこういう声があがったよと、いうことが世界中に広がればそれでいいわけですね。
(↓テロップのまとめ)
「(原爆投下の」罪の償いとして原発を差し上げる━と取られてしまう」
「広島原発の提案は乗れないとはっきり言っている」
「広島から原発歓迎の声が世界に広まればそれでよかった」
 
〇原爆ドームをクローズアップ。
女性ナレーター:
事実、広島原発計画は、55年秋までに立ち消えになっていった。
〇原爆死没者慰霊碑から原爆ドームの映像。
慰霊碑に刻まれた『安らかに眠って下さい 過ちは 繰り返しませぬから』の文字へ。
女性ナレーター:
そして、アメリカの宣伝工作は新たなステージへと移っていく。
 
〇広島平和記念資料館の前に立つ村上アナウンサー。
村上氏:
1956年5月には、こちらの、広島平和記念資料館で、アメリカが背後でお膳立てした、原子力平和利用博覧会が開催されました。
えっ原爆被害を伝える展示は、別の建物に移動し、
「広島平和記念資料館」
村上氏:
原発推進の資料で埋め尽くされたといいます。
 
【文字おこし14】に続く。 

文字おこし:M

 

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