【連載文字おこし2】6.12院内集会・政府交渉 要請の中身と大飯評価会合について1

【要請の中身と大飯評価会合について1】 

〇福島老朽原発を考える会(フクロウの会) 阪上武氏 
http://fukurou.txt-nifty.com/ 

阪上氏: 
はい。みなさん、こんにちは。 
福島老朽原発を考える会、原子力規制を監視する市民の会の阪上です。 
それでは市民の会を代表して全体的なお話をということで、要請書(の内容で)、ここで今日のだいたい言いたいことはまとまっておりますので中身のご紹介と、大飯原発の件と、それから多重事故の問題、今日主要な論点となるところでご説明をさせていただきます。 
まず1ページ目ですが、『1.大飯原発の評価作業を中止し、3・4号機の運転停止を求めてください。』の項目を追加いたしました。 
この大飯原発のとくに(基準)地震動の評価について、関西電力は3つある活断層のうち、2つの(活断層の)連動で(評価は)十分だというのに対し、(原子力)規制庁・規制委員会側は、3つの(活断層の)連動についてもちゃんと評価するようにと、それを基本に据えて、きちんと基準地震動にするようにと非常に強い口調で言っていて、報道でもどちらかというと規制庁側が非常に厳しい要求をしているというようなかたちで書かれていると思うのですが、おととい(6/10)の評価会合で、もう一転する動きになっております。 
というのは、形式上はまだやはり規制庁側は、3連動の評価を基準地震動として設定するようにと、今日も(政府交渉において)だいぶそういう話を持ち出すと思うのですが、ただ実質上、おとといの段階で決まった(基準)地震動というのは2連動を基準として、そこにすこしやや上乗せ的に、追加おまけ的に3連動による上乗せをやる(評価する)という形で(形にすると)。 
それ(3連動評価)を基本に据えて、1から基準地震動を作り直すといい作業は、結局やっていないですね。 
それでも規制庁・規制委員会側は、ある意味時間切れというかたちで、なぜ時間切れと(原子力を)規制する側が言うのかはわからないですが、それで一旦(話を)閉めてしまっているという動きになっております。 
それについて、ぜひ今日も検討したいということになっております。 
簡単にといいつつ、やや難しい話になるかもしれませんが、 
(パワーポイント・資料を見ながら) 
この「応答スペクトル」というものを基に基準地震動というのを書くのですが、色のついた波線ですね。 
これが断層を設定し、計算によって、「断層モデル」と呼ばれるものですけれども、周波数によってどれぐらいの力が生じるかという、いろいろと描いたものです。 
黒い線が、実は関西電力がもともと想定していた基準地震動です。 
2連動の想定によって、発生した地震動と。 
(資料の中に、図が2つあり) 
左側を見てもらうと、ギザギザ(波線=応答スペクトル)の一部が、関電の(2連動による基準地震動)想定線を超えている部分があります。 
3連動でやると(想定すると)、従来設定した(基準)地震動よりもですね、はみ出る。 
そうなってくると、黒い線ををさらにもう少し外側ですね、もう少し大きい領域で引き直さなければならないはずなんです。 
いま2連動(評価)では、この黒い線が700ガル位ですね。 
ギザギザ(波線=応答スペクトル)の部分を超えて引きなおすと、1000ガルに近いような(基準)地震動を設定しなおして、それを新たな基準地震動として耐震安全評価を1からやり直すということが、当然3連動が起こりうるとなればそういう評価が求められると思うのですが、関西電力がやっているのは、結局黒い線はそのままですね。 
少しはみ出している(応答スペクトル)部分を、はみ出している部分だけを評価すると、非常に簡易的なやり方で耐震安全評価を済ませてしまおうというようなやり方をとろうとしていて、しかもそれを規制庁・規制委員会側が、まあ時間切れということで、もう(2連動評価だけでよいと)認めてしまっているというような事態がここ2~3日の話になっています。 
それから、耐震設計ですね。 
「不確かさ」というものを考慮しなければならないことになっております。 
アスペリティ、とくに(地震により)揺れやすい部分を、原発の近い部分にもってくる(設定する)とかですね、あるいは深さを浅く(設定)するとかですね、そういういくつかの「不確かさ」を想定しなければいけないことになっているのですが、ところが「不確かさ」をいくつか複雑に重ねて、重ね合わせて考えるということをやっていないんですね。 
これについては評価会合でも、とくに津波の想定に際しても、この重ね合わせのやり方をどうするのかということが議論になりました。 
関西電力は、「不確かさ」を2重にも3重にも考えるのはやり過ぎだと、そこまで考慮する必要はないんだという非常に強い主張をして、それに対して規制庁側は反論もしていましたが、これも結局時間切れでうやむやというかたちになっております。 
その点が非常に問題です。 
もともとの予定にはなかったのですが、急遽それ(大飯原発の件)についてのやりとりをすることになっておりますので、よろしくお願いいたします。 
もう一度要請書の中身に戻っていただいて、2番目が、この間の新規制基準の策定に際して、住民や一般市民それから被災者の意見がまったく反映されていないという問題があります。 
結局、規制庁側がパブコメをかけますからそこで意見を出してくださいと、それをずっと言ってきたわけです。 
けれども実際パブコメについても、なかなかこちらから出した意見というのはほとんど反映されずに、語句の修正にとどまっているというのが実情です。 
そのへんを改めて意見を聞く場を設けるようにと(要請します)。 
3番目ですね。 
いわゆる御用学者といわれる、あるいは利益相反が問題になるような委員ではなくて、原子力(推進)派から、独立した立場で意見が言えるような専門家でしっかりと検討してほしいし、このパブコメの検討に際しても、そういった独立した立場でものが言える専門家によって検討すべきだということを改めて言っています。 
それから4番ですね、「福島原発事故の収束作業を優先してください」。 
5番の方で「福島原発事故の検証を先に行ってください」。 
それから6番で「5年猶予をやめてください」。 
6番に関しては一部ですね、特定安全施設と呼ばれる施設については、5年の猶予が認められています。 
そういったものは、(原発)再稼働に対しての便宜供与にほかならないわけで、それを規制当局側が認めるというのはあり得ないだろうということです。 
7番が共通要因による多重事故への対応ですね。 
後ほど、少し丁寧に説明したいと思います。 

【連載文字おこし3へ続く】 

以 上 

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