【文字おこし7】全国から再稼働反対を訴える院内交渉集会 伊方原発現地住民からの質問

全国から再稼働反対を訴える院内交渉集会 
   ~原子力災害対策指針と基準地震動(新規制基準)を問う~ 

【伊方原発現地住民からの質問】 

〇原子力規制庁 原子力防災課 課長補佐 刀禰(とね)正樹氏 

司 会 : 
次は伊方の方からお願いいたします。 

住民の方: 
こんにちは。四国電力・伊方原発のある愛媛県から来ました。 
ここに、元四国電力の松野さんとおっしゃる方が、これは緊急時(対策支援)システム(ERSS)の実用化に携わった方で、『原子力防災』という著書も書かれていらっしゃる方が、昨年10下旬に「愛媛県が伊方原発防災訓練をしたときの課題について」という文章を書かれて、それが愛媛新聞に掲載されましたのでちょっとご紹介いたします。 
抜粋なんですが、「炉心溶融の恐れが生じてから、住民の被ばくまでは25時間が目安。この所定時間内に全員を避難させる意識が、実際の防災訓練には感じられず、実際に人を動かせないなら、バスだけでも何台必要か。どう(バスを)発注し、どこへ移動させ、現実にそれができるか確認せねばならない。」ということで、いろいろありまして、訓練では放射線量の想定結果を共有する新しい『ラミセス』というシステムを初めて運用したんですが、これは拡散予測に基づいて、放射性物質漏出前に避難させて、判断の正しさを確認するために使われたものですから、SPEEDIの替わりにはならないということで、放射線が実際に測定されて避難しても、もはや間に合わないということです。 
(会場から「そうです!」の声) 

住民の方: 
原子力災害対策特別措置法で、初動体制は整えたということなんですが、これは実際では福島は機能しなかった。 
で、国の指示もない。 
放射能拡散予測も提供されない。 
現地でのヨウ素剤服用の判断。 
もういろいろ課題が出てきましたが、その(課題)発見だけで終わってしまったら、従来通り。 
(福島原発事故からの)課題を本当に解決できなかったら、(原発)再稼働はできないし、廃炉するしかない。 
ということで、じゃあ実際、あの先ほど、(原子力災害対策)指針をどうしてパブリックコメントを本体にかけなかったのかというときに、緊急性を要するということで、何かトラブルが起こった時に対応できないから、早くしないといけないと(刀禰さん)おっしゃいましたが、何かトラブルが起きております。 
福島第一原発でトラブルが起きております。 
対応もできておりません。 
(会場から「そうだ!」の声) 

住民の方: 
で、この事実は、実際私たちの暮らしている愛媛県を含む四国は、南海トラフの巨大地震の想定震源域にほぼすっぽり入っています。 
伊方原発も入っています。 
その時の恐ろしい予測は、最大の死者数は1万2000人。 
全壊数19万2000棟ということで、これが愛媛県の防災会議で、去年の10月30日に話し合われた内容です。 
そうすると、実際にこれ(南海トラフにかかわる地震)が起こった時に、(原子力災害対策)指針があっても、四国全域がほぼ壊滅状態になっているわけです。 
ですから、先ほどエリアを区切って、この区域の方は、こういう状況で屋内退避とする。それで収まらなかったら避難していただく(←UPZのことですね)。 
でも避難はできません! 
実際に避難できない中で、取り残されていく人ははっきり出ると、いう予測がいろんなところでされています。 
ですから、この(原子力災害対策)指針は何かトラブルが起こったとき、すでに対応できない指針なんです。 
(会場から「そうだ!」の声) 

住民の方: 
対応できません。 
ですから、私たちはこの(原子力災害対策)指針で、いろいろとされてもこれでは地元は、一部の人あるいは大勢の人が、もういっきに命を失うことになるということは、受け入れられないので。 
ですから、(規制庁側の)担当者はそういう命をにぎって、それ(原子力災害対策指針)を決定してしまうという、そういうものすごい重大なことで、私たちは訴えにきているわけですから。 
この(原子力災害対策)指針では、今みなさんが提示されて、(規制庁さんは)一生懸命に考えられたのだと思いますが、急がないといけないと思ったんだと思いますが、もうすでにこれではダメだということを私たち地元は強く訴えたいと思いますし、先ほど言っていただきましたが、これが仮に7月に形ができたとしても、現実に機能しないのであれば、それは指針を作っても私たちの命は守られないので。 
そういう事故を想定した前提で指針(を作る)というよりは、二度と福島のようなことを起こさないというそういうことで(指針を作ってほしい)。 
何度も(各地域の方々から)言われましたけれども、(原発)はもう動かさない。 
動かさないという、そして廃炉にしていくような、方法を考えていく。 
そういう、(事故を)起こさないということが防災だと思いますので。 
(会場から「そうです!」の声) 

住民の方: 
(事故が)起きたらこうするというのは、防災とは言いません。 
(会場から拍手!) 

司 会 : 
(刀禰氏に対して)一言。(お願いしますとうながす) 

刀禰氏: 
わかりました。そのご意見は真摯に受け止めますけれども、ただすいません、あの申し訳ないですけれども、今日は(原発)再稼働うんぬんの話は、私どもとしてあのー、防災担当としては、あのーその立場じゃないもんですから、はい・・・ 

司 会 : 
いえいえ。そのことではなくて、全然(原子力災害対策指針が)使い物にならないじゃないかという地元の声なんですよ。 

刀禰氏: 
あのすいません。まさにですねー、使い物になるようにこれから地域防災計画を作っていこうと思います。 
それで、いまおっしゃっていただいてますけれども、まさにそういうふうな避難ができない事態も想定いたしまして、まさに自衛隊とかさまざまな関係機関の協力を得て、住民の方を救出しにいかなければいけない、こういった計画を作っていくことだと思います。 
(会場からの声を遮り) 
刀禰氏: 
(強い口調で)あのできないからやらないんじゃなくてですね、やれるように作っていくと。 
これは皆さん自身も、あの、関係自治体に働きかけていただいて、実行ある計画作りをみんなで考えていくというご意識をもっていただくと・・・(←会場からのブーイングで聞き取れず) 
(会場騒然!) 

(参考) 
〇『原子力防災─原子力リスクすべてと正しく向き合うために』(松野元著、2007年1月初版、創英社/三省堂書店) 

〇【必見記事】 元四国電力技術者により予見されていたフクシマ原発事故 
~有耶無耶再稼動の愚~http://blog.goo.ne.jp/tarutaru22/e/177d0d285ef3fde48c7147d64fd31c9d 

〇立ちすくむ自治体 松野元・元原子力発電技術機構緊急時対策技術開発室長の話 
http://mainichi.jp/feature/20110311/news/20120423ddm010040027000c.html 

〇モニタリング情報共有システム(ラミセス) 
http://www.mcpc-jp.org/award2009/pdf/mcpc2009_enc03.pdf#search='%E3%83%A9%E3%83%9F%E3%82%BB%E3%82%B9' 
〇公益財団法人 原子力安全技術センター 
http://www.nustec.or.jp/ 

〇IWJさんの映像も必見です♪ 
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/82990 

以 上 

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