「原子力規制委員会」傍聴(追い出され)記~一カ月傍聴締めだし通告を受け、抗議要請書を提出~

「原子力規制委員会」傍聴(追い出され)記
~運転期間延長、新規制基準骨子案確定に抗議して、追い出される~
~一カ月傍聴締めだし通告を受け、抗議要請書を提出~

 

2013年4月6日 木村雅英

 
4月3日の定例規制委員会において規制基準骨子案が確定したが、私は傍聴席からの不規則発言で追い出され、さらに規制庁から一カ月間傍聴を受けないと通告されたので、抗議・要請文を規制委に提出した。

◆【規制委員会】「第1回発電用軽水型原子炉の新安全基準に関する検討チーム」傍聴と締めだし
日時:平成25年4月3日(水)10:30~ 12:00
場所:原子力規制委員会 13階会議室
議題1 東京電力株式会社福島第一原子力発電所原子炉施設の保安及び特定核燃料物質の防護に関する規則等の制定について
議題2 東京電力株式会社福島第一原子力発電所原子炉施設の保安及び特定核燃料物質の防護に関する規則第18条の運用について(内規)の制定について
議題3 災害対策基本法改正に伴う原子力災害対策特別措置法の一部改正について
議題4 運転期間延長認可制度及び高経年化対策制度に係る政令・規則等の整備について
議題5 高速増殖原型炉もんじゅに係る規則等の整備について
議題6 発電用軽水型原子炉施設に係る新安全基準骨子案に対する意見募集の結果について
議題7 安全目標について
経緯:
私鉄遅延のために遅刻して入って、委員会の様子を聞いているといきなり議題3で原子炉の60年延長の話。「上限は60年とする」と読まれたところで思わず「40年じゃなかったの」と一声。すぐに規制庁職員が近づいて「思いついたことを話さないように」と注意される。もんじゅの規則の整備についての説明では、他の傍聴者から「もんじゅは止めるべき」などの声、私は自粛しておく。
次に新安全基準骨子案について、設計基準とシビアアクシデントと地震・津波のそれぞれについて各担当が説明した。評価基準とシビアアクシデント対策に対して2838件、地震・津波に対して1541件、合計で4379件のパブコメ意見に感謝を示しながら、パブコメに応じて修正した部分を強調し、痛い指摘で無視したいところはスル―して説明特に、フクイチで地震による配管破断があったかどうかの確認、地震列島日本では活断層が敷地に無くても原発は危険ではないかの疑問に全く答えなかったばかりか、「原子力規制を監視する市民の会」が3月26日に出した要請書『新安全基準の適合に「猶予期間」を設けるのをやめてください、新安全基準の適用に際し、大飯原発を特別扱いしないでください』に対して、何ら言及することなく骨子案を決定してしまった。

※3/26日に提出した要請書はこちら⇒【資料】3/26(火)<記者会見&政府交渉>原発新安全基準の「5年猶予」「除外」で犠牲となるものは?


やむなく私は、「(安全目標と基準の)作成順序が逆ではないか」、「5年猶予なんて許されない」などと断続的に声をあげていると職員が近くに寄ってきて警告。新規制基準骨子案の議論が3人の発言だけであっさり終わってしまったので、このまま確定されてはいけない、と思わず東電がフクイチ事故を隠しているではないか」、「地震でIC破断があったかどうか追及するべきではないか」、「市民からもヒアリングして」などと声を上げると、二人の職員が寄ってきて出ろという。出されるならばと(私としては珍しく議事進行を無視して)名雪審議官はどうなったのか山形大の教授になるのか」などと一声あげて外に出た。

 
外に出てから規制委のビル出口までついてきた規制庁職員の中村さんに名雪教授就任について質問すると、名雪前審議官の教授就任は降格、名雪氏はもともと科学技術庁出身、文科省は学とは繋がっているが産(事業者)とは癒着は無い等と話す。私からは、だったらなぜ事業者に報告書案を事前に渡したのか、組織的事業者との癒着ではないか、ノーリターンルールを無視して組織最初の不祥事を曖昧決着したのはなぜか、大飯でも関電に報告書を見せたのではないか、名雪事件はやはり産官学の癒着の典型ではないか、現に資源エネルギー庁でも事業者と10回以上も秘密会議を持ったではないか、などと訴えた。

◆【規制庁から傍聴不可通知】
3日の夜に、規制庁から次のメールが送られてきた。

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お世話になっております。
原子力規制委員会の傍聴に関しまして、お願いをいたします。
4/3の委員会では、木村様の不規則発言により、周囲のマスコミの方々及び一般傍聴者の方々などの迷惑及び議事運営への妨害となるため、退場をお願いいたしました。
開催時間の「注意事項」に記載していたとおり、今後、原子力規制委員会(検討チーム等を含む)が開催する会議の傍聴を当分の間(1ヶ月間程度)、お受けできません。
よろしくお願い申し上げます。
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◆【抗議・要請書の提出】
これに対して、5日に私から次の抗議・要請書を規制庁にメールした。

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原子力規制委員会 委員会担当様
私の傍聴する権利を奪うこの処置に抗議します。
今回の処置を撤回して、今後の委員会や検討チームの私の傍聴を認めることを要請します。
以下はその理由です。
1 議事妨害をしていない
私は、未だかって規制委員会の傍聴で議事運営に妨害になる行為をしたことがありません。
常に議事進行に合わせてまれに不規則発言をしたことがあるだけです。
3日の委員会でも、会議席で誰も発言していない時に私が不規則発言しましたが、議事の妨げになったはいません。その証拠に、あの場で委員長を含め委員から何ら不規則発言を咎める発言はありませんでした。
2 誰に迷惑をかけたか?
「周囲のマスコミの方々及び一般傍聴者の方々などの迷惑」だそうですが、誰かクレームがあったのでしょうか? 具体的に記者や傍聴者からクレームがあったなら教えてください。委員会担当が私の前に来て私を含めて周りの人の傍聴を妨げたことは確かですが、それに比べれば私の不規則発言の迷惑などは微小です。
3 なぜ、一カ月もか、なぜ規制委会合全体か?
その場の不規則発言を咎めて追い出すことも問題ですが、更に「原子力規制委員会(検討チーム等を含む)が開催する会議の傍聴を当分の間(1ヶ月間程度)」受けないのはもっと問題です。政府の他省庁でもこんなに厳しく国民を排除するようなことはしていません。直ちにこのような排除は止めてください。
国会でも多くの不規則発言がありますが、議員が不規則発言で追い出されることはありません。不規則発言が会議の進行を是正、推進することもあり、民主的会議実現の重要な要素になっていると思います。
私も、規制委員会や検討チームの議事を傍聴しながら、原子力委員会の理念である「我が国の原子力規制組織に対する国内外の信頼回復を図り、国民の安全を最優先に、原子力の安全管理を立て直し、真の安全文化を確立」することのお手伝いをしているつもりです。
組織理念の末尾「原子力にかかわる者はすべからく高い倫理観を持ち、常に世界最高水準の安全を目指さなければならない。」にあるように、安全を最優先の施策を実施するとともに、高い倫理観を示して不必要な排除をしないでいただきたい。
以上、今回の措置に抗議し再考を要請します。
木村雅英

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以上 


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