【回答報告】やっと今頃:原子力災害対策指針に関する規制庁からの回答

1月16日に開催された、原子力災害対策指針に関する規制庁との会合を踏まえ、1月23日に質問を提出しました。その回答が、ようやく本日来ました。

主なものを下記に記します。

<原子力災害対策指針に関する追加質問>

質問:OIL1(毎時500μSv)、OIL2(毎時20μSv)について、自治体向けの説明会を開催するか。

(回答)指針が改定訂されれば、自治体の担当者向けの説明会を開催する予定であり、また自治体の要請に応じた説明などにも、できるだけ対応していきたい。

※質問の意図は、自治体の意見を聴取するための説明会という意味でした。

 

 

質問:検討会合資料には、福島市で3月15日夜、OIL2を超える24μSv/hが観測されたことについて掲載していない。掲載するべきではないか。

(回答)今般の事故における防護措置との比較を行うため、計画的避難区域が設定された北西方向で計測された空間線量率を記載したためである。

質問:同資料で、3月15日の4時に、南南西43km離れたいわき市で23.7μSv/hを観測したことが掲載されている。1)の福島市は福島第一原発から60km離れていた。すなわち、OIL2は、30km目安のUPZより広範囲において観測されうる。
このことを明記すべきではないか。

(回答)OIL1、OIL2を超える値はUPZ外でも観測されうるため、そのような場合には、避難および一時移転を講じる必要がある点を明記している。

質問:OIL1、OIL2は「初期値」とされているが、その意味は何か。事故後数日を経て、OIL2が観測された場合も対象となるか。

(回答)IAEAでは、OILとして事前に定める値は「初期設定値」であり、事故の状況や放射性物質の核種により変更するものとして取り扱っている。
ただし「初期設定値」の変更の方法については、今後、検討を進める予定である。

※OILの「初期設定値」とは、その後、状況に応じて変えるかもしれない、とりあえずの値という意味のようです。

 

 

質問:今回示されたOIL1、OIL2で、対象住民の被ばくリスクが十分低いと判断した理由をご教示いただきたい。

(回答)今回、改定原案で示しているOIL1、OIL2の初期設定値は、IAEAが国際基準文書の中で提案している値と比較しても低い値となっており、住民の被ばくによる確率的影響によるリスクを低減するものとして適当と考えている。

※まったく回答になっていません。IAEAがどうあれ、日本政府として、国民を守る観点から、この基準が十分かを議論すべきであり、国民が受け入れるかどうか根拠を示したうえで説明を行うべきでしょう。

 

 

質問:各原発における放射性物質拡散シミュレーションにおいて、毎時20マイクロシーベルトとなる地点のデータを開示していただきたい。

(回答)今回行った拡散シミュレーションは、地方自治体が地域防災計画を策定するにあたり、防災対策を重点的に充実すべき地域の決定の参考とすべき情報を得るために試算したものである。
そのため、ご指摘の項目については、その目的が異なるため試算結果を得ておらず、また、追加の試算を行う予定はない。

※「試算結果を得ておらず」というのは疑わしいところです。たとえそうであっても、OILを500μSvなり、20μSvなりと設定したのであれば、それがどの範囲に及ぶのか、示すためのシミュレーションを行うべきでしょう。

 

 

質問:国のOILを含む基準は、現在検討中であり、今後パブコメにもかけられ、その後正式なものとなる。一方で、既に各地では、規制庁のシミュレーション(週100mSv)を基に地域防災計画が策定され初めている。これは問題ではないか。国としては、「週100mSvは基準ではない」という説明を行うべきではないか。

(回答)今回行った拡散シミュレーションは、地方自治体が地域防災計画を策定するにあたり、防災対策を重点的に充実すべき地域の決定の参考とすべき情報を得るために試算したものであり、その旨を自治体に説明している。

※各地のみなさん、何か情報を持っていますか?自治体は規制庁のシミュレーション(週100mSv)をもとに、防災計画の策定を行っているところも少なくないのではと思います。

 

 

質問:OILについて、国として自治体や住民に説明し、その意見をきくべきではないか。

(回答)検討の過程で自治体から意見を伺い、また、パブリック・コメントにも付しているところである。

※2週間のパブリック・コメントはまったく不十分でしょう。たとえ、インターネットを使っており、たまたまこのパブリック・コメントについて知って意見を出したいと思ったとしても、説明会も開かずに、OILについて、文書だけで理解しろ、というのは乱暴な話しです。インターネットを使っていない人は、パブリック・コメントにかけられている事実そのものを知らないでしょう。

 


 

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